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【Q&A】子宮の症状とその要因、改善策について-北村先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】子宮の症状とその要因、改善策について-北村先生

子宮腺筋症が妊娠継続しない原因? 明大前アートクリニックの北村先生にお答えいただきました。

2021.4.7

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相談者:holyさん(37歳)



子宮の症状とその要因、改善策について
子宮腺菌症が妊娠を阻害すると言われていますが、その原因と根拠についてもしご存知であれば伺いたいと思います。この症状をもっていますが、採卵3回、移植4回してきましたが、全てネガティブな結果となり、なかなかうまくいきません。




北村先生からの回答




子宮腺筋症が妊娠を阻害する原因としては、子宮が大きくなることで内腔も大きくなって着床し難くなることが考えられます。それ以外にも内膜の血流にも悪影響を及ぼしている可能性も挙げられます。
根拠として最新の2021のRBM Onlineという医学誌で、子宮腺筋症があると有意に妊娠率を下げることを様々な医学データベースを総括して示していることが挙げられます。

対策としては、移植前に3~4か月、GnRHa(皮下注射、点鼻薬)を使用してから、そのままホルモン補充周期(GnRHaあり)で胚盤胞移植すると効果的です。あるいは、ディナゲストも効果が期待できるかもしれません。


 



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お話を伺った先生のご紹介

北村 誠司先生


荻窪・虹クリニック院長を経て、2018年2月に「明大前アートクリニック」を開院。
1989年より、IVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による内膜ポリープの改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫の解消・改善を図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れている。また、クリニックでは男性不妊も含めた高度生殖医療にも対応。新しいクリニックは白を基調としたスタイリッシュな雰囲気。最近、スポーツバイクを購入し、通勤されているという快活な先生です。


≫ 明大前アートクリニック

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