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「これでダメなら、ペットを飼おう」と覚悟を決めた時、待望の妊娠。 家族、友人、先生のおかげで、6年間をポジティブに乗り越えられました。

コラム 不妊治療

「これでダメなら、ペットを飼おう」と覚悟を決めた時、待望の妊娠。 家族、友人、先生のおかげで、6年間をポジティブに乗り越えられました。

2018.1.9

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結婚後にわかった子宮内膜症をきっかけに、治療を続けて6年。夫婦で「35歳まで」とリミットを決め、時につらい現実と向き合いながら、前向きに取り組んできたTさんのお話です。




結婚1年後に、まさかの子宮内膜症が


同じ職場で出会った主人と結婚して1年後、激しい腹痛に見舞われ、子宮内膜症とわかりました。それまで仕事が忙しくて「子どもはいつか自然にできるだろう」と、気にしていなかったのですが、「だから1年経ってもできなかったんだ…」とショックでした。本当なら手術が必要でしたが、子どもの頃に受けた大きな手術が原因で、臓器と子宮、卵巣が癒着しているとのこと。月経を1年間止めて治療をするか、不妊治療をするかの選択で不妊治療を選びました。当時の私は29歳。1年間のロスは大きいと感じました。


治療リミットは35歳までと夫婦で約束


「35歳まで治療をして授からなかったら諦めよう」。主人と約束し、不妊治療をスタートしました。服薬と注射剤によるタイミング療法からはじめ、人工授精に6〜7回チャレンジしましたが、結果は出ませんでした。体外受精へのステップアップが頭をよぎりましたが、資金面のことや、これまでの治療のストレスで心も体も疲れきっていました。主人は私のことを心配して「治療をやめてもいいよ」と言ってくれたのですが、私には「子どもはいらない」と言われているようで、精神的にもつらい時期でした。その頃、周りが出産ラッシュだったこともあり、「約束の35歳まで時間がある。他にできることがあるなら、やってみたい…」という気持ちが強くなりました。


義母から資金の援助のおかげで体外受精へ


そんな時、私の想いが義妹を通じて義母に伝わり、「困っていると聞いたから、役に立てばと思って。でも絶対に子どもをつくりなさいという意味ではないからね」と、体外受精の資金を援助してくれました。そこで、人工授精まで担当いただいた先生がすすめてくれた複数の病院の中から、「ここに紹介した同年代の人は、みんな妊娠していますよ」との一言が決め手になり、兵庫県西宮市の「徐クリニック ARTセンター」に通うことにしました。徐先生はストレートにお話してくださるので、気軽に質問や相談がしやすく、リラックスして治療に取り組めました。


35歳のリミットを目前に、よくやく妊娠!


体外受精は採卵2回で計3回行いました。1回目は結果が出ませんでしたが「次がある」と前向きでした。しかも2回目は5AAの最高グレードの卵子で妊娠率は50%とのこと。しかし、期待して挑んだにもかかわらず、また失敗…。さすがに落ち込みました。そして、最後の卵子で挑んだ3回目は、35歳の誕生日を迎える直前。資金も使い切るタイミングでした。「これでダメなら諦めて、ペットを飼おう」。覚悟を決めて、事前にペットショップの下見も済ませ、なかば諦めモードで挑んだところ、なんと妊娠!信じられませんでした。


「子どもは親を選んで生まれてくる」と信じて


不妊治療は6年続きましたが、結果が出なくてもつらい時期も、プラスに考えるように心がけて乗り越えてきました。それには、主人、家族、先生はもちろん、友人に救われたことが大きいと思います。2回目の体外受精が失敗して、心底落ち込んだ時、「赤ちゃんは雲の上から自分の親を選んでくるから、行きたいと思ってもらえる生活をしたほうがいいよ」と励まされました。それからは「もっと笑顔で楽しく生きよう」と気持ちを切り替えました。とはいえ、いまだに妊娠したことが信じられず、赤ちゃんが元気に生まれてくるまでは不安もあります。「12週目まで大丈夫だった」「安定期まで大丈夫だった」と、日々ハードルをクリアしているような感じです。現在は妊娠7カ月ですが、主人が「生まれてきた時の楽しみにとっておこう」と、赤ちゃんの性別は聞いていません。女の子、男の子どちらの名前も考えながら、会える日を待ちわびています。





From Doctor 治療を振り返って


徐クリニック 徐 東舜先生

 


『ご主人をはじめとした周囲のサポートは妊活の必須条件です』
ポーカーフェイスで妊活のつらさを表に出さないTさんの治療を振り返っての心情を聞くと、予想以上に治療のつらさが伝わってきます。これを乗り越えてこられたのは当然ながらTさんの心の強さもありますが、ご主人を筆頭とした周囲の人の心強いバックアップがあったのが良くわかりました。
Tさんの場合は、過去の腹腔内手術の既往、子宮内膜ポリープ、子宮内膜症さらにAMHの低下と妊娠を阻害する条件が重なっており、通常以上に厳しい治療になりました。Tさんは前向きで私の指示にも何ら不満を見せずについてきてくれたので治療はやり易かったです。結果的に3回目の胚移植で妊娠できたことは本当に良かったです。それと、この治療は長く続けたら結果が出るというものではありません。Tさんの様に治療最終地点を明確に設定している点も素晴らしいと思います。
最後に、不妊治療の最終目標地点は妊娠する事ではなく、無事に出産し立派に子育てすることと考えます。Tさんの様に周囲に恵まれていれば必ず最終地点に到達できると確信しています。




お話を伺った先生のご紹介

徐 東舜 先生


滋賀県立米原高等学校理数科卒業

福井大学工学部(建設工学科)卒業

福井大学工学部大学院 工学研究科中途退学

大阪大学医学部卒業

大阪大学病院、愛染橋病院、大阪府立成人病センター、西宮市立中央病院(医長)勤務の後平成12年2月に西宮甲東園で徐クリニック開業し、現在に至る。

福井大学院を中途退学し大阪大学医学部に進むようになったきっかけが、恩師である故玉置伸先生の「五六豪雪」にて綴られている。

専 門

不妊治療一般(阪神間の公立病院では体外受精、顕微授精、GIFTをはじめて成功させました)

内視鏡手術は腹腔鏡、子宮鏡手術は1000例を超える執刀数をほこります。

資 格

産婦人科専門医、母体保護法指定医、医学博士、工学士、生殖医療指導医


≫ 徐クリニック

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