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【妊活】妊活中の性行為 夫婦間のトラブルを解消するコツ教えます

まとめ 不妊治療

【妊活】妊活中の性行為 夫婦間のトラブルを解消するコツ教えます

夫婦2人で赤ちゃんを望んだはずなのに、妊活を始めてもセックスがうまくいかない。こんなお悩みの解消法がわかります。

2018.7.10

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妊活スタートと同時に「タイミングのいい日に夫婦生活を! 」と意気込んでも、仕事や健康状態などによって、夫婦のタイミングが合わないのはよくあることです。


でも、それがきっかけで普段の性生活がなくなってしまったり、夫婦の関係が微妙になったりしては本末転倒です。


今回は、カップルの性生活トラブルの内容と、解決方法をご紹介します。


性生活のトラブルは誰にでも起こり得ることです。ちょっとつまづいたなと感じた時、2人で乗り越える参考にしてみてくださいね。



目次



  1. セックスの問題、話し合ってますか?

  2. 性生活のお悩み~女性編<性交痛>

  3. 性生活のお悩み~男性編<射精障害・ED>

  4. セックスにこだわらなくても赤ちゃんはできる!


セックスの問題、話し合ってますか?


夫婦2人で「そろそろ赤ちゃんがほしいね」と考えるようになっても、ふと考えてみると性生活はしばらくない……というカップルは少なくないようです。


さて妊娠のためだけにタイミングをとってセックスしましょう、と決めても、うまくいかないお悩みがかかりつけ医によく寄せられるとか。


 


“妊娠を望むあまりにセックスが義務化し、それがストレスになって回数が減ったり、夫婦仲までギクシャクしてしまう―。そんな悩みを持つカップルは昨今、とても増えています。


 


なかでも特に顕著なのは、忙しすぎて疲れてしまってセックスをする時間と気持ちの余裕がないという悩み。


 


セックス自体が子どもを作るためのものではありますが、やはりどんなカップルでもある程度の段階を経てセックスに至るのが自然の流れです。


 


例えば、話したり手をつないだりというコミュニケーションもとれないほど、時間的、精神的な余裕がないなかで、いきなり子どもを作るためにセックスだけするというのには無理があります。


 


ましてや、コンスタントにセックスの機会があれば別ですが、普段、まったくしていないのに、1カ月に1回、この日だけセックスしなくてはいけないとなれば、苦行に近いプレッシャーを感じて当然です。それを求める相手に対して良い気持ちをもてなくなるのも、あたりまえの感情ではないでしょうか。”


 


妊活のためだけにセックスしたくはないけれど、夫婦それぞれに忙しくてゆっくりコニュニケーションをとる時間と体力がない、というのが現代日本人の姿ということでしょうか。



"妊活中のセックスで悩まないためにも、子どもを作ることに関しては、まず2人で冷静に話し合うことが大事です。家を建てるとか貯金するなどということと同じように、妊活についての夫婦の目標を立て、どういう作戦をもつかを決めましょう。"


夫婦仲にも悪影響!? 妊活中のセックスの悩み解消法



性生活のお悩み~女性編<性交痛>


次に、夫婦の性生活で問題になりがちなのが、女性の「性交痛」です。


性交痛が起こる場所と原因についてのコラムをご紹介しましょう。


 


“挿入時やセックスの最中の痛み、いわゆる「性交痛」を感じる場所は、主に2つに分けられます。ひとつは外陰部や陰唇、膣開口部周辺といった膣の入口付近の痛み。もうひとつは、お腹の奥の骨盤内で感じる痛みです。


膣の入口付近の痛みにはさまざまな原因がありますが、多いのはカンジタ膣炎などによる膣や外陰部の炎症や、出産・年齢などによるホルモンの乱れで粘膜が萎縮したり、膣内の潤いが不足することなどです。この場合は適切な治療をすることで痛みが緩和されますし、粘膜の潤いを補う潤滑剤の使用や性交時の体位の工夫でかなり改善されます。


また、もともと処女膜が狭い場合や強靭な場合には処女膜切開術、コンドームなどのラテックスアレルギーにはピルを服用するといったことで対応が可能です。


一方、お腹の奥で痛みを感じる場合は少し注意が必要です。子宮内膜症や骨盤内感染症など病気のサインの可能性があり、悪化すると不妊症の原因になったり、手術などの治療が必要になることもあります。”


 


夫婦の大切な時間に苦痛を感じてしまうと、性生活そのものにマイナスイメージを抱いてしまいがちになるようです。


 


“最近は忙しく働く女性が多いため、疲労やストレスなどで免疫力が低下して、顔などが肌荒れを起こすのと同様に膣周辺の粘膜が荒れてしまっているケースもあります。


この場合は、ヒアロルン酸ジェルやオイルなどで膣や外陰部のセルフマッサージなどをすることで患部を改善する指導も行います。


また、パートナーやセックスそのものに対するマイナス感情、妊娠に対する恐怖などのメンタル的な要素でも痛みを感じることはあります。”


 


もしも性交痛を感じる場合には、パートナーと話し合って、理解や協力を求めることも大切ですね。



"セックスとはパートナーと2人で行い、お互いが幸せになるためのコミュニケーションの方法のひとつです。ともに健康で、有意義なパートナーシップを結ぶためにも、お互いのセックスについての捉え方や思いを話し合う時間を持てる関係性を築くことも、重要なことではないでしょうか。"


性交痛、セックスレス… セックスの悩みは解決できる?



性生活のお悩み~男性編<射精障害・ED>


また、男性側にも性生活についての悩みは多くあります。その中でも代表的なのが射精障害といわれています。


 


前段でご紹介したコラムでは、射精障害にも触れています。


 


“女性と同様、男性にもセックスの悩みはあります。代表的なものは、膣内射精障害や勃起障害などです。


男性の勃起障害は、精神的なストレスが原因となる場合が多いのですが、その他にも糖尿病やコレステロールの薬、抗鬱剤の服用など、薬剤によるケースもあります。


膣内射精障害とは、勃起はするので体そのものは健康なのですが、女性の膣の中では射精ができない状況のことをいいます。その原因としては、女性の柔らかい膣内では刺激が足りなくて射精ができないとか、AVや風俗などの影響で膣外での射精しかできないという原因が考えられます。


昨今では、不妊症の治療などで、この日にセックスしなければいけないというプレッシャーが原因になって勃起しなかったり、射精できないという悩みもよく耳にします。”


 


ほかにも、ED(勃起障害)などで性交渉が難しい場合もあります。


 


“まず、ご主人が本当にEDなのか、その診断をすることですね。まったく精子を出せないという状況なのか、それとも、性交渉は難しくてもマスターベーションなら大丈夫なのか。実は不妊治療の現場では、後者の方のほうが多いのです。


マスターベーションができるという状況であれば、定義としてのEDではありませんので、容器をお渡ししておいて、ご自宅などで採精していただくなど、いろいろな方法があると思います。


まったく勃起しない本当のEDという状態であれば、治療が必要です。治療は、インポテンツ治療薬を処方することになります。薬は現在、バイアグラ?、シアリス?、レビトラ?の3種類が発売されており、どれもいい薬です。心筋梗塞、狭心症を持っていらっしゃらなければ、安全に使用することができます。どれも続けて飲むものではなく、性交渉の30分くらい前に1錠、足りなければもう1錠飲むというものです。”



"家でマスターベーションならばできるけれど、病院に行って検査のためにするのは無理なのか、それともまったく射精ができない状態なのでしょうか。それを、まず直接ご主人とお話をして見極める必要があります。"


夫がED で性交できず採精も難しい状態です。何から始めたらいいですか?



セックスにこだわらなくても赤ちゃんはできる!


通常の性生活でトラブルを抱えていると、「ちゃんとセックスしなければ赤ちゃんもできない」というプレッシャーがのしかかって、余計にうまくいかなくなる……という負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。


 


しかし、現代では無理にセックスにこだわらなくても、ご夫婦の「2人の赤ちゃんがほしい」という気持ちがあれば、妊娠につなげることはできるようです。


 


前段のコラムで解決策が提示されています。


 


“病院での採精や、ご自宅で決められた日に採精することが難しければ、ご主人のペースに合わせることも可能です。たとえば当院では、検査の予約だけ入れておいて、採精できなければ電話1本でキャンセルできるようにしています。そして、余裕のあるお休みの日などに採精ができたら、その日にクリニックに電話をしていただき、ご本人か奥様に持ってきていただきます。そういった対応をしてくれる病院はたくさんあると思いますので、相談してみてはいかがでしょうか。


採精さえできれば、性交ができなくても、精子を凍結しておいて人工授精を行うことが可能です。凍結の際には、精子数をカウントして、精液検査を行います。”


 


“不妊症とEDを同時に診てもらえる不妊治療専門クリニックがいいと思います。普通の婦人科だと、EDの治療が受けられない場合もありますし、泌尿器科でも男性不妊治療を行っていないところだと断られる場合があるかもしれません。体外受精まで行っているような不妊治療専門のクリニックであれば、ご主人と一緒に治療が受けられます。そこで総合的に診ていただくのがいいと思います。


しばさんご自身の検査も、ご主人と同時進行でしておいたほうがいいでしょう。検査内容は、卵管が詰まっていないかを調べる子宮卵管造影検査や、子宮の中にカメラを入れる子宮鏡検査などです。病院によって一般項目の検査には多少の差がありますので、相談してみるといいと思います。精液の所見やしばさんの検査結果に問題がなければ、体外受精でなくても人工授精で妊娠できる可能性は高いと思います。”


 


“EDは、男性のプライドの問題から、誰にも相談できないというケースが確かに多く、患者さんが抱えている深刻度が高い場合が多いのも事実です。しかし、扉を開けて一歩進んでいただければ、見通しは明るい場合が多いです。”


 


また、ジネコの『みんなの広場』では、セックスレスなど、夫婦の性生活にまつわるお悩みなどが数多く投稿されています。同じような悩みをもつ人の意見を聞くのも、ひとつの方法かもしれません。気軽に一度のぞいてみてくださいね。


 


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