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不正出血、茶色いおりもの

専門医Q&A 女性の健康

不正出血、茶色いおりもの

2014.5.14

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みぃちぁんさん(29歳)

生理が終わって約1週間ほど経ちます。
茶色いおりものが出ました。
毎月ほど少量出るで、あまりきにしていなかったのですが、ここ2、3日こげ茶っぽい色の塊もでました。
ねっとりした感じのおりものなので、トイレに行った時にティッシュにべっとりつく感じです。
あとはすこしフワフワと、めまいがします。それと足がジンジンとむくんでる感じ。
腹痛などはありません。
なにか病気のサインでしょうか?

※久々に今回生理が1週間ほど遅れました。
3ヶ月ほど前、婦人科で不妊の検査をひと通りしてもらい、卵管造影、血液、ホルモンなど異状がありませんでした。
がん検診も1年以内に受けました。


お話を伺った先生のご紹介

俵史子 先生 (俵IVFクリニック)


当クリニックは不妊治療を専門としております。
開院以来、約3年間で1000組以上のお子様に恵まれないご夫婦に妊娠が成立し、当院を卒業されました。妊娠までの道のりは様々ですが、最後は皆様最高の笑顔で卒業されておられます。その喜びを共感させていただけることが、私達にとってもさらなる糧となり、生きがいとなっております。

当院での不妊治療の特徴は、「納得・理解して進む治療」そして「オーダーメードの治療」です。10年以上不妊症の患者様に携わり、多くの実績を重ねてきた経験から、妊娠に近づく第1歩は患者様と医療側の信頼関係だと確信しております。

妊娠したいという強い気持ちを持ち、私共を信じて治療を受けていただくことが、いい結果に繋がる近道と考えます。そのためには、日々の通院で疑問や不安を残さずに、十分納得しながら進まれる必要があります。当院では医師による診察の他、皆様の理解を深めていただくために十分な知識と経験を持ったスタッフがサポートをしております看護師や培養士等も医師と同じレベルで患者様に治療内容の説明や情報提供が行えるような体制を整えておりますので、ご安心してお気軽に声をかけて下さい。

オーダーメードの治療とは、画一的な治療にとどまらず個々に応じた治療を選択していくということです。原因、年齢、治療歴など、皆様それぞれに不妊治療を受けられる際の条件、背景は異なります。当然のことながら、その方に適した治療も異なるため、多くの治療法を熟知し適切に選択できることが不妊治療に携わる者として必要不可欠と考えます。
心や体への負担を最低限に抑えつつ、最大の効果が得られるようお一人おひとりにあった治療を選択していきたいと思っております。

初めて受診しようとされる方にとっては、不安や緊張の中でお越しいただくことも多いと思います。
前向きな気持ちで妊娠に向けた大きな一歩を踏み出していただくために、そして一人でも多くの方にお子様を授かっていただくために、私たちは全力で皆様をサポートすることをお約束いたします。

浜松医科大学臨床講師
日本産婦人科学会専門医

東海不妊内分泌研究会 世話人
東海ARTカンファレンス 世話人
静岡生殖医療研究会 世話人

■所属学会
・日本産科婦人科学会
・日本生殖医学会
・日本受精着床学会
・日本哺乳動物卵子学会

■経 歴
浜松医科大学医学部卒
平成8年~ 産婦人科・麻酔科研修後、産婦人科医として総合病院に勤務。
平成12年~ 静岡厚生病院 不妊治療担当。
平成15年~ 愛知県豊田市 竹内病院トヨタ不妊センター勤務。
平成16年~ 竹内病院トヨタ不妊センター所長に就任。
年間500~600件の体外受精・顕微授精に携わる。
平成19年9月 俵史子IVFクリニック開院
平成22年4月~ 国立大学法人 浜松医科大学 臨床講師に就任。



≫ 俵IVFクリニック

月経後の不正出血には、考えられる原因がいくつかあります。この方に出産のご経験があるのかは不明ですが、もし帝王切開で出産された場合、子宮の切開創の所に月経血が溜まってしまい、月経終了後も血液が混じったおりものが分泌されたり、月経が長引いてしまうことがあります。
また、子宮内膜症の場合でもこのような症状が出ることがあります。みいちぁんさんは頻度は低いけれど、たまに立ち上がるのがつらいほど生理痛が強い時があるということ。もしかしたら、子宮内膜症の可能性も考えられます。

めまいや足のむくみについては、月経血の量が極端に多いようでしたら貧血も疑われますが、おりものとの関連は低いように思われます。
がんのご心配については、子宮体がんや内膜ポリープなど子宮内膜の異常による出血は、超音波検査でわかる場合がありますが、確定診断には細胞診や組織診が必要となります。

みいちぁんさんは子宮がん検診も1年以内にきちんと受けられているようですね。心配はないと思いますが、もし子宮頸がん検診しか受けられていないのなら、子宮体がんの検査も併せて受けておくと安心だと思います。
妊娠への影響については、排卵の時期まで出血が続いていたら着床しにくくなったり、精子の運動性が下がり妊娠率を下げてしまうことも。もしお子さんを望まれているのなら、不妊治療専門の施設でもう少し詳しく原因を調べて、改善できることは早めに改善して、できるだけ良い環境に整えておくことをおすすめいたします。


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