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【Q&A】AMHが低い場合のプラノバール使用について-北村先生

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【Q&A】AMHが低い場合のプラノバール使用について-北村先生

AMHが低く、採卵数が少なくなってしまいます。プラノバール使用のメリットデメリットは? 明大前アートクリニックの北村誠司先生にお答えいただきました。

2019.11.22

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相談者:匿名希望さん(39歳)



AMHが低い場合のプラノバール使用について
現在、採卵の前の周期です。AMHが低く、刺激をしても採卵数は2,3個です。なかなか治療がうまくいかないので転院しました。転院先でも、まずは高刺激で採卵する予定になっています。これまで、単純に卵胞数が少ないだけで、大きさにばらつきがあったりホルモン値に問題があったりしたことはありません。(ただ、基礎体温はガタガタで、低温期の基礎体温が高くなってきました。)次周期の採卵に向けて内診や血液検査がありましたが、そこでも特に問題ないといわれました。
転院先の病院では、採卵前周期にはプラノバールを2週間服用するそうです。しかし、AMHが低い場合にプラノバールを服用すると、刺激をしても更に採卵数が少なくなってしまうのではないかと心配しています。実際、体外受精を始める前に生理調整のために服用した際には、私は次の周期も基礎体温が下がらないままで不安だった記憶があります。
転院先の病院以外にも、採卵前周期にプラノバールを使用する病院はあるようですが、私のような患者でも使用してみた方が次の採卵へのメリットが期待できるのでしょうか。デメリットもあるなら、なるべくそれを回避する方法を教えて頂きたいと思っています。



北村先生からの回答




プラノバールの使用は、ホルモン状態の改善と発育卵胞の均一化が期待されます。
生理3日目のホルモン状態が良くない場合には効果があるかもしれません。
AMHが高く、胞状卵胞が多い場合には有効と思われます。

匿名希望さんの場合はAMHが低いので発育卵胞が少なくなることが懸念されます。
使う場合にも、日数は10日くらいが良いと思います。

デメリットとしては、卵胞発育が抑制され過ぎてしまうケースがあることです。
生理3日目のホルモン状態が良い周期には、プラノバールは使用しない方が良いと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

北村 誠司先生


荻窪・虹クリニック院長を経て、2018年2月に「明大前アートクリニック」を開院。
1989年より、IVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による胚移植の改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫、内膜症の解消・改善を図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れている。また、クリニックでは男性不妊も含めた高度生殖医療にも対応。新しいクリニックは白を基調としたスタイリッシュな雰囲気。最近、スポーツバイクを購入し、通勤されているという快活な先生です。


≫ 明大前アートクリニック

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