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両側卵管閉塞での初期胚移植について

専門医Q&A 女性の健康

両側卵管閉塞での初期胚移植について

「 可能性はやはりゼロと言っても過言ではないのでしょうか? 無駄な努力の為に夫に会社を休ませてまで自分の欲望を通すことに少し疑問を持ち始めてしまいました。 」

2012.9.14

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のらねこさん(42歳)


子宮筋腫の手術後、杯盤胞3BBの卵で妊娠し1歳3ヶ月の娘がおります。
卒乳を期に凍結胚の移植をしようと通院を始めました。
残っている受精卵が4つ。
しかし担当医師から妊娠した時の受精卵より質が悪いので杯盤胞まで育たないでしょうと言われましたが・・・。
卵管閉塞があるので杯盤胞での移植を希望しましたが
移植当日、卵の成長が止まり移植中止になりました。
移植中の娘を夫が見るため、会社を休んでもらい病院に行っての中止に夫婦で落胆しました。
残りの受精卵は7細胞奇数の受精卵。
しかもフラグメンテーションが結構あり病院でのグレードはおまけしての2’との事。
再度、採卵をと担当医師に伝えたのですが42歳での妊娠は稀で採卵してもいい卵が取れる確立は低いと言われ
夫の精子凍結の延長手続きをやめました。
残りの2つの受精卵で治療を最期にしようと思いなおし
最期は治療に参加した形で終わらせようかと思っております。
担当医師からは杯盤胞まで育たないけど破棄するのはもったいないので一応、やってみますか?と言われましたが初期胚の移植を考えています。
担当の医師は最期なんだからダメだとは思うけど何でも試したらいいんじゃないですか?といわれる始末。
やはり両側卵管閉塞での初期胚2つ移植は無駄な悪あがきでしょうか?
可能性はやはりゼロと言っても過言ではないのでしょうか?
無駄な努力の為に夫に会社を休ませてまで自分の欲望を通すことに少し疑問を持ち始めてしまいました。
他の先生の意見をお聞きしたいです。
宜しくお願いします。




お話を伺った先生のご紹介

波多野久昭 先生 (ノア・ウィメンズクリニック)


女性の悩み・疾患は、単に肉体的な病気だけではありません。例えば、女性の特権である妊娠に関して考えれば、子宝に授からなければ不妊を悩み、妊娠に至れば児の無事を心配し、出産されれば育児に戸惑う…まさに女性の一生は波乱に満ちたものです。
 クリニックが大学病院(日本医大第二病院)の目の前という利便性を生かし、病院と綿密な連携をとることによって、多くの女性の方の悩みや疾患に対応できると確信しています。とくに大学病院では行っていない体外受精に力を入れています。
 皆様の健康で幸せな生活に、このクリニックが少しでも貢献できることを心から願っています。
 
昭和54年
 日本医科大学卒業日本医科大学付属病院婦人科学教室入局
(悪性腫瘍の免疫療法・胎児発育不全の研究や治療)
昭和61年
 ハンブルグ大学婦人科学教室留学
 (胎盤の生理学の研究)
平成2年
 日本医科大学婦人科学教室講師
平成3年
 飯田市立病院産婦人科長
 平成8年から体外受精を開始。
 胚移植あたりの妊娠率22.1%
 総症例あたりの妊娠率27.4%
 個別症例あたりの妊娠率39.6%
平成17年
 ノア・ウィメンズクリニックを開院
日本産科婦人科学会専門医
日本不妊カウンセリング学会~
不妊カウンセラー


≫ ノア・ウィメンズクリニック




お子さんが一人いらっしゃいますから、どこまで治療を行うか
迷われると思います。今回の移植で治療を終了にすると考えて
おられる事、ご夫婦で話し合われてそのように決断されている
事は、大切だと思います。
初期胚でグレードがあまり良くないとの事、可能性は低いかも
しれませんが、妊娠のチャンスは勿論ありますので、条件の
揃っている時に移植を試みて下さい。
成功することを祈っております。





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