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HMG注射のせいでPCOSになったようです

専門医Q&A 女性の健康

HMG注射のせいでPCOSになったようです

「いつか治ってまた普通に排卵できるのではないかと望みを捨てきれないのですが、卵胞が作られるのに1年くらいかかるみたいですね。」

2012.12.5

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まりぽささん(36歳)


一人目が、32歳の時に自然に簡単に授かったので、二人目も簡単にできるのではないかと思っていました。
しかし、仕事と育児をしながらで余裕がなく、上の子が3歳になるころまで一切、チャレンジしませんでした。
3歳になったので、いよいよほしい!と思いましたが排卵日がよくわからず、婦人科に通院することにしました。
しかし、そこの婦人科は、私は不妊ではないのに、いろいろな注射をしてきます。最初は、とても不安で、副作用はないのかとか聞いたのですが、先生は「35歳を過ぎると卵子は老化するから、やらないとだめだ。副作用は一切ありませんから。」というので、注射することになりました。
1回目(8月)は、受診時に、大きな卵があったので、排卵直後ではないかとのことで、HCGを注射し、性交してくださいとのことでした。⇒失敗
2回目(9月)は仕事の都合で通院ができず、3回目(10月)には卵が18mmくらいのときに、HMG注射と、翌日にHCG注射しました。⇒失敗
3回目(11月末)は、13日目でも大きな卵が見当たらず、小さいのがたくさんありました。先生は「え、卵ないよ。もう排卵したかな?いや違うこれは、OHSSだ。これでは、自然妊娠は無理。年齢的に老化してるせいなんだよ。次回体外受精しないとかもだね。HMG注射してあさってまた来てね。」とのこと。
びっくりしました。これまでちゃんと自分で卵胞が大きくなって排卵していたはずなのに、急にこんなことになるとは。しかもOHSSではなくPCOSのことですよね?
HMG注射はその後3回毎日続けてしましたが、こうなったのは、HMG注射を前回必要もないのにしたからなのではないでしょうか?2日後に診察したときには、小さな卵がどれもちょっとずつ大きくなってきて、先生はさらに体外受精をすすめてきました。
不安になり、もう毎日注射はしたくないと言って、その婦人科に行くのはやめました。その直後、39度の発熱と頭痛があり、HMGの副作用ではないかと思います。
その次の日、別の普通の婦人科に見てもらいましたが、卵胞らしきものはもうないとのこと。
その先生によれば、PCOSの原因はわからないが、自分で排卵ができているのに、何の検査もしないでのHMG注射は普通ないとのことでした。PCOSに一度なってしまうとなかなか治らないが、体外受精の話はまだ早いのでしばらく様子を見ましょうとのこと。
年齢の老化のせいでPCOSになるのではなく、HMG注射のせいでなったのではないかと思うと、安易に最初の婦人科の先生のいうことを信じてしまったことをとても後悔しています。
こんなことになるのならば、しばらく婦人科なんて行かないで、自分で排卵検査薬でも使って試してもよかったのです。
注射のせいならば、しばらくすれば、いつか治ってまた普通に排卵できるのではないかと望みを捨てきれないのですが、卵胞が作られるのに1年くらいかかるみたいですね。
そうなると1年は不妊になっていまうのでしょうか?その後はちゃんと戻るのでしょうか?
こちらのサイトでは、本当に不妊で悩んでいらっしゃる方ばかりなのに、こんな自分がとても恥ずかしく思います。最初は、女の子が希望なので、ゼリーを使っていましたが、今となってはそんなことどうでもよくなりました。もう一度赤ちゃんを産むことができたらどんなに幸せかと思うばかりです。
不妊専門のクリニックは、近くになく、仕事をしながらしかも上の子の保育園のお迎えをしながらでは、時間的に通えるところがなく、だれに相談したらよいかわからず、とても悩んでいます。
しばらくは、新しく相談に行った婦人科で様子を見ることにしますが、不妊専門ではないので、不安で仕方がありません。
よろしくお願いたします。




お話を伺った先生のご紹介

生田克夫 先生 (いくたウィメンズクリニック)


履歴
昭和51年 名古屋市立大学医学部卒業
平成 3年 名古屋市立大学産科婦人科学教室講師
平成 7年 名古屋市立大学病院分娩部助教授
平成10年 名古屋市立大学産科婦人科学教室助教授
平成12年 名古屋市立大学看護学部教授
平成15年 退職。 看護学部・大学院非常勤講師
資格
日本産科婦人科学会専門医
生殖医療専門医
医 学 博 士
所属学会
日本産科婦人科学会会員
日本生殖医学会(評議員)
日本受精着床学会(評議員)
日本産科婦人科内視鏡学会(評議員)
日本哺乳動物卵子学会会員
日本内分泌学会会員
日本母性衛生学会会員
米国不妊学会会員
欧州ヒト生殖学会会員
専門分野
生殖生理(妊娠に関する生理的な事柄)
生殖内分泌(月経周期のホルモン環境)
不妊治療


≫ いくたウィメンズクリニック




hMG注射を過剰に使用したために沢山の卵胞が発育してきてしまったということのようですね。別にPCOでは無いと思います。一度生理(消退出血)を起こしてしまえば、卵巣はぼぼ元通りになります。排卵誘発剤を使用する治療もありますが、きちっと調節・加減をしながら使用していかないと、そうでなくてもhMG使用の治療では多数の卵胞発育になりやすく排卵惹起後にOHSSを起こすので注意が必要でしょう。
それと別に不妊検査もされておらずにhMGの使用をされているようですが、基本的にまず検査を行って、必要と判断されれば使用するものなので、検査と治療の手順が滅茶苦茶だと思います。それでどうして体外受精を勧めるのは年齢を考えても納得はできません。





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