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人工授精の精液の量について。

専門医Q&A 女性の病気

人工授精の精液の量について。

2017.7.8

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tonnaさん(30歳)

人工授精3回目になります。
卵管造影検査で左側が詰まっているということで人工授精をしています。タイミング法もなく、いきなり人工授精からはじめました。

今回の精液ですが、量がほとんどなく、0.05mlでした。それでも人工授精をしたのですが、意味がないのではないかと思っています。それなら私は知識がないので、
今回は見送りましょう。などおっしゃってくだされば良いのですが、、、なんとか大丈夫そうですね。だけでなんの説明もなく人工授精をしました。
運動率と前進運動率は100%だったのですが、濃度も基準値より少し低く、もし今後このような場合、しないという選択も自分で出来ればと思っています。

又、病院では卵胞チェックをして卵胞が育っていたら筋肉注射をして次の日に人工授精という流れです。ほかの治療はしていません。
他の病院もこのような感じなのでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

大島隆史 先生 (大島クリニック)


自治医科大学卒業。1982年、新潟大学医学部産科婦人科学教室入局。産婦人科医として3年間研修後、県内の地域病院の1人医長として4年間勤務。1992年、新潟大学医学部において医学博士号を授与される。新潟県立がんセンター新潟病院、新潟県中央病院勤務を経て、1999年、大島クリニックを開設。最新のデータとクリニックでの成績に基づき、最も妊娠率の高い排卵誘発法を提案。人工授精ではクロミフェンなどの内服薬ではなく、妊娠率の高い注射のみで誘発を行っている。B型・かに座。



≫ 大島クリニック

この0.05㏄とは原液でしょうか?確かに少なめではありますが、大事なのは精液の量よりも、そこに含まれる精子の数です。人工授精では精液をパーコルと混ぜて、遠心して沈殿した洗浄精子を子宮の中に注入します。通常注入する量は0.5cc程度ですが、これは子宮内腔が0.5ccだからです。しかし、問題なのはその中にどれだけ動いている精子があるかで、だいたい濃縮した運動精子の数が1,000万以上あれば数としては問題ないと言われています。とはいえ、500万、いや100万でいいというデータもあります。当院の成績ですと、妊娠した方の精子の数の平均がだいたい645万くらいです。しかし、もっと少なくても妊娠するケースはあり、当院では10万あれば人工授精を行います。この方の場合も0.05㏄とはいえ、洗浄後にある程度の精子の数があったのではないでしょうか。精液の量にこだわる必要はないと思います。

また、筋肉注射というのは、排卵誘発のためのHCGでしょうか。HCG は打って35~50時間後に排卵しますから、次の日に人工授精というのはちょっと早いかもしれません。人工授精では排卵後のタイミングが妊娠率は良いと思います。一度担当医に方針を聞いてみるとよいでしょう。


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