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硬くて冷たいお腹

専門医Q&A 漢方・鍼灸

硬くて冷たいお腹

2012.4.11

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スマさん(38歳)

今までに排卵誘発剤などホルモン治療で不妊治療を行っていました。排卵誘発剤を使用してもたくさん卵ができません。
また、卵や子宮内膜の条件が良くても着床しにくく月経がくるとがっかり落ち込み、不妊治療にストレスを感じます。

気になっているのが、お腹が硬くて冷たいことです。
鍼灸で体質を変えるにはどれくらいの周期が必要ですか?


お話を伺った先生のご紹介

三ツ川 友一郎 先生 (三ツ川鍼灸院)


私が鍼灸師になろうと考えたのは高校生の頃でした。子供のころから野球をしていたので高校生のころから近所の鍼灸院で肘や肩などの治療でお世話になっていました。将来は私もスポーツをしている人たちに治療をして喜んでもらえたらと思ったのがきっかけでした。

その後、鍼灸術の底知れぬ力を知ったのは、妹夫婦が赤ちゃんに恵まれないことで彼女に鍼灸術を施したのが始まりです。鍼灸術を施すことで生命力があがり、妹夫婦が自然妊娠し無事出産しました。生命の神秘に触れ、古代中国より日本に及ぶ三千年の伝統ある鍼灸術というのはすごいと改めて感じました。

まだまだ未熟な私ですが、鍼灸師としての技術だけでなく人間としての研鑽も重ね、この身体に優しい鍼灸術を一人でも多くの方に知ってもらいたいと思います。




≫ 三ツ川鍼灸院

はじめまして、スマさん。
大阪で不妊専門での鍼灸をしている三ツ川鍼灸院の三ツ川です。

気になさっているお腹が硬くて冷たいとのことですが、
私たち鍼灸師は顔色を見たり、お身体の状態を聞いたり、
そして脉(みゃく)やお腹の状態を診ることで、
身体の状態を総合的に判断しています。

その中でもお腹の状態を診ることは非常に大事なことです。
良いお腹はよくふかしたてのまんじゅうに例えられます。
温かくてふんわり軟らかく中が充実した感じで,
温かくて軟らかいお腹には赤ちゃんが来てくれやすいようです。

是非、鍼灸治療を取り入れられて良いお腹を目指してください。

鍼灸で体質というか赤ちゃんが来てくれやすいお腹にするには、
お身体を診ていないのではっきりしたことは言えませんが、
最低でも3カ月から半年の期間は必要だと思います。

不妊治療にもストレスを感じていらっしゃるご様子ですね。
心と身体は常にリンクしています。

焦る気持ちや年齢などの事もあり、
治療を中断するには勇気がいると思いますが、
一度身体づくりと心づくりをして心身共に整えてから
体外受精にチャレンジしてみてもよいのではないでしょうか。

スマさんにこうのとりやってくることをお祈りしています。


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