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【Q&A】低AMHの場合の卵胞の刺激法について-浅田先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】低AMHの場合の卵胞の刺激法について-浅田先生

刺激法やエコーなど、医師の治療方針に疑問。。。 浅田レディースクリニックの浅田先生にお答えいただきました。

2021.4.8

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相談者:ゆうこさん(36歳)



低AMHの場合の卵胞の刺激法について
私は去年6月に皮様嚢腫による右卵巣の腹腔鏡手術を受け(嚢腫のみ切除してます)、
現状では左からのみ排卵している状況です。
この1月から体外受精をスタートし、そのときに測ったAMH値が0.49とのことでした。
一周期のピル服用の後、セミマイルド法(月経3日目からクロミッドと、1日おきで150単位のHMG及びuFSH注射を行い、採卵前日に座薬とHCG注射5千単位、GnRHa点鼻)で採卵をしたのですが、8日目のエコーでも卵胞2つしか見えず、そのまま採卵をむかえて、結果1つのみ受精→凍結し、もう1つは空胞でした。
高齢、低AMHなので連続採卵を勧められ、個人的にももう少し採れる卵胞を増やせるか試したいとのことで、医師にも強めの刺激でやってみたい旨伝えておりました。
前日2回目の採卵周期がスタートしたのですが、前回との違いは、レトロゾールを5日分増やされただけで、注射を増やしても意味ないと言われてしまいました。
また、採卵周期の月経3日目なのに、エコーも見てもらえませんでした。(そのことを確認したら、エコーしたいの??と強い口調で詰め寄られ、結局判断できずに断ってしまったのですが、、)
地方なので大手の病院もなく、当初は今の先生の博識さ(データ提示や根拠を論理的に伝えてくれる)に信頼感を持っていましたが、高圧的だったり一方的な治療決定で、詳細説明も省かれることが多く、エコーの回数も、他の方々から聞いているのと比べても極端に少ない気がしています。。
このまま我慢して通うべきか、他の採卵法に希望があるならば県外の大手病院まで通うことも検討しているのですが…。 現状の医師の指示にこのまま従うべきか、転院を検討するかも含め、アドバイスいただけますと幸いです。




浅田先生からの回答




手術のやり方にもよりますが、手術の影響で卵巣予備能が低くなっていると思われます。ただ、卵子の年齢は36歳で、受精卵ができたら妊娠率は36歳相当となりますので、的確な治療を受けていただきたいと思います。

卵巣予備能の低い人に注射を多く打っても、その時に採れる卵子の数は半年前から決まっており、それを途中で増やすことはできません。一方、クロミッド中心のごく弱い刺激だと、もともと育つ卵の数を減らすことになることも考えられます。そのため、個々の卵巣予備能に適した刺激をすることが、医師には求められています。

卵巣刺激の方法は様々で医師によっても大きく異なりますので、私はどんどん転院すべきだと思います。いろいろな施設で違った方法を経験することが、良い結果につながるかもしれません。逆に、他の施設を経験することで、今の施設の良さが分かるかもしれません。
いずれにしても、同じ施設にずっととどまることは、一番おすすめすることのできない選択肢です。


 



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お話を伺った先生のご紹介

浅田 義正 先生


名古屋大学医学部卒業。1993 年、米国初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。現在、愛知県の勝川、名古屋駅前のほか、昨年5月には東京・品川駅前にもクリニックを開院。

≫ 浅田レディースクリニック

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